株式会社本山製作所

栗本鐵工所

製品案内

FAQ
故障の原因と対策

1. 弁が全然作動しない

原因 対策
空気源(コンプレッサ)の故障 コンプレッサの点検
空気配管のリーク大 空気配管の点検
原因 対策
空気配管のつまり、又はリーク 空気配管の点検
減圧弁の故障 減圧弁の点検、修理
原因 対策
調節計の故障 調節計の点検
空気配管のつまり、又はリーク 空気配管の点検
原因 対策
ポジショナ内、パイロットバルブの故障 パイロットバルブの点検、修理
駆動部のリークが大 駆動部(ダイヤフラムなど)の点検
原因 対策
バルブプラグ、ガイド部の焼きつき ボデー部の分解、点検又は新品交換
バルブステムの大きな曲がり、又は折損 バルブステムの修理、又は交換
弁シート部の異物のかみ込み 分解、点検

2. 弁に振動・騒音がある

原因 対策
ガイドとバルブプラグのクリアランスが大きい バルブプラグ、ガイドの点検、修理または交換
バルブステムとバルブプラグ、バルブステムとトップステム、トップステムとダイヤフラムなどの結合部のゆるみ ゆるんでいる箇所をしっかりと固定する
流体の脱気不備 流体の脱気をする
流体が内弁出口側でフラッシングしている 弁形状を変える
原因 対策
固有振動 (ケージ形を除く複座弁バルブプラグの不平衡力の反転時におきるもの) 弁形状を変える(ex.ケージ形)
原因 対策
流体の流れ方向がバルブプラグを閉める
方向へ向いている(自閉方向)
弁の出入口を変える
Cv値を変更し、弁の制御位置を変える
原因 対策
弁サイズが小さい(流体が蒸気) 弁サイズを大きくする

3. 弁がハンチングする

原因 対策
空気源の容量不足 コンプレッサの増設
減圧弁の故障 減圧弁の点検、修理
原因 対策
制御系の抵抗や容量が不適当 信号回路に絞りや容量タンクを入れる
調節計の故障 調節計の点検
原因 対策
ポジショナ不良 パイロットバルブの点検
ポジショナ各部のゆるみ
バルブステムの摩擦が大きい バルブステムの損傷・曲り・ガイド部の点検
グランドパッキンの摩擦が大きい パッキンの詰替え
流体の乱流波動と共振している
(流体圧変動による軸推力の変動)
弁差圧を減らす
剛性の大きな駆動部にする
弁前に整流直管を設ける

4. 弁の動作速度が遅い

原因 対策
ガイド部にスラリーや固形物がつまっている 分解掃除
弁形状の変更(アングル弁など)
グランドパッキンの変質硬化 パッキングリースの交換
パッキン材質の変更
原因 対策
流体差圧による軸推力が大きい ポジショナをつける
出力の大きい駆動部をつける
駆動部の容量が大きい ポジショナやブースタをつける
駆動部より作動圧がリークしている 駆動部各部点検

5. ヒステリシス差が大きい

原因 対策
バルブステム、ガイド部の芯が出ていない バルブステムの曲り点検
グランドパッキンの変質硬化 パッキンの交換
バルブプラグに異物のかみ込み 分解、掃除
バルブプラグ、ガイド部にスラリーや固形物が入っている 分解、掃除

6. 弁が一定開度以上動かない

原因 対策
手動ハンドルが"NEUTRAL"の位置になっていない ハンドルを"NEUTRAL"にする
供給空気圧の不足 供給空気圧の点検

7. 漏れが大きい

原因 対策
弁シート部の腐食、侵食、傷 シート部の摺合せ
ボデー部の巣もれ 不良箇所修理または交換
シートリングねじ部の腐食、侵食 シートリングやボデーの交換
原因 対策
流体差圧が大きい 駆動部の出力を増す
バルブプラグに異物のかみ込み 分解、掃除
ガイド、ポート部の焼き付き 不良部品の再加工、交換
原因 対策
バルブプラグ、シートリングまたはケージの腐食、侵食 バルブプラグ、シートリングの交換

8. グランドパッキンより漏れる

原因 対策
グランドナットの締め付不足 増し締めをする(均等に)
グランドパッキンの変質硬化 パッキン交換、パッキン材質変更
グランドパッキン挿入方法の不良 パッキンの入れ換え
グリースが入っていない グリースの注入
バルブステムの腐食、侵食、摩耗、傷 バルブステムの再加工または交換