株式会社本山製作所

栗本鐵工所

わたしのプロジェクトストーリー

PROJECT STORY
社員それぞれが語る仕事への取り組み方。
それぞれの現場で「MOTOYAMA」のものづくりスピリットが発揮される。

堀内 佑二

海外プロジェクトへの参画。
全社的な取り組みで成功をめざす。

堀内 佑二(技術部/2010年入社)

特に手応えのあった仕事のひとつが、本山製作所が参画した東南アジアにおけるエネルギー関連企業のプラント立ち上げプロジェクトです。プラントの配管に使われる「調節弁」は、加工難易度が非常に高く、厳しいスペックを求められました。役務範囲は設計、材料調達、製作、塗装、検査、梱包及び輸送、現地調整、アフターサービスと全般に渡り、まさに本山製作所の総合力が問われる案件として全社が一丸となり取り組みました。私は主に設計業務が担当でしたが、自分の担当業務だけでなく、それぞれの部署が連携してプロジェクトに取り組めるのが当社の強み。私の設計に対して、製造の現場からこうしたらどうだろうという提案がフィードバックされることもしばしばでした。ときに激しい議論もあったかもしれませんが、それによって品質、効率があがるのであれば技術者としてうれしいことだと思いましたね。

相澤 隆介

次の工程の仕事をイメージし、
工夫することでよりよい製品づくりへ。

相澤 隆介(製造部/2006年入社)

たしかな品質のものがつくれるよう工程方式のアドバイスを担当しました。仕事をすすめる上で大切なのはイメージし、予測することだと心がけています。図面をゴールとして、どうすればスムーズに満足できる品質の製品を作ることができるか、その工程を描いていきます。ひとつの仕様でも、実はゴールへの向かい方は様々で、そこが我々の工夫のしどころです。苦労の末、図面通りの部品が加工できた時に、製造の現場の責任者である工場長から「ありがとう」と感謝のことばをもらったときはうれしかったですね。最終的に品質の高い製品をつくること。そればそれぞれの部署共通の目標なんだと実感できました。

濵﨑 剛

トラブル発生!
しかしそこから的確な対応で、信頼を勝ち得る。

濵﨑 剛(西日本営業部/2007年入社)

納入を無事完了した後、現地試運転時になんと顧客の設計ミスにより求める性能が出ないことが発覚しました。顧客の設計にミスがあったといっても、まずはすみやかな対処が大切です。急遽、設計変更して部品を再製作することになりました。通常は数ヶ月かかる部品を数週間で仕上げました。さらに各部署の協力も得て、改造から試験まで1日で完了。実は営業の仕事は、お客様だけでなく、社内へのコミュニケーションも大変重要と考え、普段から様々な交流を意識しています。このときのような緊急時には、その気配りが役立ちます。かなり社内調整やお願いに奔走しましたね。当社のチーム力が発揮できたからこそ対応できた案件だと思います。お客様からの信頼度も高まったトラブル処理でした。

阿部 順

海外の案件だからこそ、
こまやかな事前準備が大切。

阿部 順(千葉サービスセンター/2006年入社)

海外のプロジェクトで、製品が配管取り付け後に問題なく作動することをチェックする役割を担当しました。まず大事なのは事前の準備です。海外では気候も違えば、携わる人の考え方、文化も違います。予め現地の情報を集め、現地ユーザーに準備してもらうことをこまかく具体的に洗い出し、現地で始動する際にスムーズに対応できるよう段取りました。実際のところ海外では機器の取り扱いが荒く、雑に扱われることも珍しくありません。トラブルが発生した場合は、素早く全社で情報を共有します。一般的にこの業界ではアウトソーシング化が進んでいますが、自社でのメンテナンスにこだわる本山製作所なら、いざというときにもスピーディーに対応できます。このときは2ヶ月をかけて納入した300台をチェック完了。クライアントともさらに信頼関係が深まり、次は欧州での事業へとつながりました。